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広島県で注文住宅を建てる際に受け取れる補助金を詳しく解説

広島県で注文住宅を建てる際に受け取れる補助金を詳しく解説

はじめて注文住宅を建てる際には、いくらかかるのか、どこに頼めばよいのかなど分からないことがあります。注文住宅は間取りや設備や素材などを自由に選んで建てることができます。自由度が高いがゆえに、勉強することや調べることが沢山あります。今回は、広島市周辺エリアで注文住宅を建てる際に必要な予算の相場をご紹介します。

目次
長期優良住宅

ZEH補助金

三世代同居・近居支援事業

広島県の市町村が給付している補助金まとめ

補助金を上手に活用して費用の削減を

長期優良住宅

「長期優良住宅」に該当する住宅を建てる場合は、補助金を活用することができます。
長期優良住宅は、長期にわたって良好な状態を維持できる措置が講じられた住宅と認定された住宅です。長期優良住宅と認定されれば、補助金や税の軽減を享受できるなど、さまざまなメリットがあります。
そこでここからは、長期優良住宅の認定を受けるメリットと認定基準を詳しく解説します。

認定を受けることのメリット

まずは、長期優良住宅に認定されるメリットをご紹介します。長期優良住宅を受けることで得られる主なメリットは以下の通りです。

  • 住宅ローンの金利が引き下げられる
  • 補助金を受け取れる
  • 地震保険料が割引される
  • 一部税金の控除や税率の引き下げ、限度額の引き上げができる

まず、長期優良住宅の認定を受けることで住宅ローンの金利が引き下げられます。例えば、フラット35Sの金利Aプランでは、年0.25%の引き下げを10年間受けられます。

また、地域型住宅グリーン化事業により、住宅一戸あたり最大110万円の補助金が受け取れます。

地震保険料の割引も受けられます。なぜなら、長期優良住宅の認定基準の一つに耐震性があり、耐震性によって耐震等級が定められるためです。定められている耐震等級によって、地震保険料の割引額が変動します。

さらに、税の特例措置が受けられるのもメリットです。例えば、所得税の住宅ローン減税の控除対象限度額が4,000万円から5,000万円に引き上げられます。他にも、登録免許税の税率の引き下げや固定資産税の減税措置適用期間の延長などが可能です。

このように、長期優良住宅の認定を受ければ、金銭面においてさまざまなメリットがあります。

認定基準

長期優良住宅の認定を受けるためには、厳しい認定基準を満たす必要があります。認定基準と概要は以下の通りです。

劣化対策 数世代にわたって住み続けられるか
耐震性 地震が起きた際に損傷を軽減できるか
省エネルギー性 断熱性能などの省エネルギー性能が確保されているか
維持管理・更新の容易性 耐用年数が短い設備配管に対し、掃除や補修、更新といった維持管理を容易に行える措置が講じられているか
居住環境 周辺環境の維持や向上に配慮されているか
住戸面積 居住水準を確保できる程の規模を有しているか
維持保全計画 建設時から定期的な点検や補修など、将来を見据えた計画が立てられているか

これらの基準を全て満たしていれば、長期優良住宅の認定が受けられます。
なお、上記の表は一戸建て住宅の認定基準です。共同住宅などでは、バリアフリー性などの認定基準も追加されます。

長期優良住宅

長期優良住宅に認定されることで受け取れる補助金には複数の種類がありますが、その一つにZEH補助金があります。
「ZEH補助金」とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の頭文字を取った言葉で、断熱性能の効率を上げる設備・システムを導入した建築物に対し、一定の補助金を受け取れる制度のことです。
住宅を建築する際に、断熱性の高い設備やシステムを導入した場合は、ZEH補助金の活用も検討しましょう。

交付要件のポイント

ZEH補助金のうち注文住宅に関する「ZEH支援事業」「次世代ZEH+実証事業」では、それぞれで対象となる住宅や交付要件、補助額が異なります。
そこでここからは、それぞれの対象住宅と交付要件、補助額をご紹介します。各ZEH補助金の概要は以下の通りです。

ZEH補助金 対象住宅 交付要件 補助額
ZEH支援事業 ZEH、ZEH+ ・ZEHロードマップの定義を満たしている
・SⅡに登録されているZEHビルダーまたはプランナーが関与している
55万円/戸
次世代ZEH+実証事業 次世代ZEH+ ・ZEHに係る要件全てを満たしている
・蓄電システム、燃料電池、V2H充電設備(充放電設備)、太陽熱利用温水システムのいずれかを導入している
100万円/戸

三世代同居・近居支援事業

広島県が独自に行なっている補助金制度もあります。それが「三世代同居・近居支援事業」です。
広島市では出産予定の妊婦さんを含む、小学生以下の子どもがいる世帯が親元と同居・近居を始める場合、引越しなどに関わる費用を一部助成しています。

助成内容
助成額 助成対象費用の1/2(上限額10万円)
助成対象費用 子世帯が負担する引越し費用
不動産登記費用
仲介手数料・礼金
(※複数の助成対象費用の組合せも可能)

交付要件のポイント

「三世代同居・近居支援事業」で最も注意が必要な点は、住み替え前に申請をしなければならないことです。住民票を異動させてしまうと、申請ができません。

そのほか「三世代同居・近居支援事業」に関する申請要件の主なポイントは以下の通りです。

1.小学生以下の子どもがいる世帯であること。
2.親世帯との同居または近居(※)すること。
3.住み替え後の住宅に居住すること。
4.申請した年度内に住み替えること。
5.住み替え後に町内会(自治会)に加入すること。

(※)近居:親世帯と同一の小学校区、または親世帯の住宅から1.2km以内の範囲に居住

三世代同居・近居支援事業

ここからは、広島県の市町村が給付している補助金をまとめてご紹介します。
今回ご紹介する制度は以下の通りです。

  • 家庭用スマートエネルギー設備に関する補助金
  • 住宅耐震診断に関する補助金
  • 下水道処理の設備に関する補助金
  • 土砂崩れ災害に関する補助金
  • 浸水被害に関する補助金

ここからは、それぞれの補助金の概要と交付要件を詳しくご紹介します。
なお、対象の市町村によって細かな条件は異なるためご注意ください。

家庭用スマートエネルギー設備に関する補助金

家庭用スマートエネルギー設備に関する補助金とは、以下の家庭用蓄電池が設置された住宅を購入した場合に受け取れる補助金のことです。

  • 住宅に家庭用燃料電池(エネファーム)
  • 家庭用蓄電池を設置する工事
  • 家庭用燃料電池(エネファーム)
  • 家庭用蓄電池
交付要件のポイント

広島市の対象住宅と交付要件、補助額は以下の通りです。

対象住宅 交付要件 補助額
下記のいずれかの家庭の蓄電池が設置されている住宅
・住宅に家庭用燃料電池(エネファーム)
・家庭用蓄電池を設置する工事
・家庭用燃料電池(エネファーム)
・家庭用蓄電池
・広島市に住所がある
・広島市税を滞納していない
・広島市に対象住宅を所有している
3万円/台

住宅耐震診断に関する補助金

住宅耐震診断に関する補助金とは、住宅の耐震性を向上するための診断を行った住宅に対して交付される補助金のことです。

交付要件のポイント

府中市の対象住宅と交付要件、補助額は以下の通りです。

対象住宅 交付要件 補助額
以下の要件を全て満たしている住宅
・木造在来軸組構法又は伝統的構法の住宅である
・昭和56年5月31日以前に着工された住宅である
・階数が2階以下である(地階を除く)
以下の要件を全て満たしている
・耐震診断は府中市木造耐震診断資格者を持つ人が行った
・耐震改修費の補助金を受け取っていない
最大4万円/戸

下水道処理の設備に関する補助金

廿日市では、下水道の接続を促進するために「下水道接続促進補助金」という補助金制度を平成31年4月1日から行っています。下水道の処理区域内で、くみ取り便所を水洗便所に改造して接続工事を行う人、または浄化槽を廃止して接続工事を行う人で下記の要件を満たした方が補助金交付の対象となります。
ここからは、下水道接続促進補助金の交付要件をご紹介します。

交付要件のポイント

下水道接続促進補助金の対象住宅と交付要件、補助額は以下のとおりです。

対象住宅 交付要件 補助額
市内の居住目的の住宅 以下の要件を全て満たしている
・国又は地方公共団体ではない
・市税を滞納していない
・くみ取り便所は3年以内、浄化槽は1年以内に工事を完了させる
・他の下水道接続工事に関する補助金を受けていない
・排水設備計画を確認している
最大10万円/1件

土砂崩れ災害に関する補助金

広島市には「建築物土砂災害対策改修補助金」という補助金制度があります。
建築物土砂災害対策改修補助金は、土砂災害特別警戒区域の住宅を対象に、土砂災害対策改修費用を補助する制度です。

交付要件のポイント

建築物土砂災害対策改修補助金の対象住宅と交付要件、補助額は以下の通りです。

対象住宅 交付要件 補助額
広島市の土砂災害特別警戒区域の住宅 以下の要件を全て満たしている
・居室があり、土砂災害に対する安全性を有していない
・改修の結果、土砂災害に対して安全な構造になること
改修工事費の23%
(最大777,200円まで)

浸水被害に関する補助金

広島市では全国的な浸水被害の多発に伴い、「止水板設置補助金」という補助金制度を行なっています。
広島市の止水板設置補助金制度の概要を確認しましょう。

交付要件のポイント

止水板設置補助金の対象住宅と交付要件、補助額は以下の通りです。

対象住宅 交付要件 補助額
戸建住宅、マンション、事務所など 広島市の過去に浸水被害があった場所、又は浸水被害が発生する恐れがある場所に対象住宅を所有している 止水板の設置に
かかった費用の2分の1
(最大50万円まで)

補助金を上手に活用して費用の削減を

広島県には、長期優良住宅や災害に備えた住宅を建築することで、補助金が受け取れる制度が充実しています。
これらの住宅を建設することで、補助金が受け取れるだけではなく、万が一災害が発生した際の安全の確保にもつながります。
広島県で住宅を建築する際は、各種補助金について把握した上で、対象となる補助金を有効に活用して費用の削減を図りましょう。

コラムニスト:ちゅーピー住宅展示場モデルハウス 羽原 忠宏

  • 羽原 忠宏
  • 笑顔と元気が取り柄です(^^)/
    子育て世代の家づくりを得意としております。お客様に寄り添った営業、ご提案を心掛けています。一緒に楽しい家づくりをしましょう♪

    ・趣味:体を動かすこと

  • ちゅーピー住宅展示場モデルハウス
  • わが家という夢が望みどおり叶い、わが家と始まる未来が幸せに綴られる。そんな想いから生まれた自由設計の住まい。テクノストラクチャー工法で、耐震性・耐久性とデザインの自由度を両立しました。先進技術で夢の住まいを紡ぎ、長い人生の物語を幸せに紡ぐ。家族の想い出を重ねながら未来へと価値を受け継いでいく住まいをぜひ展示場でご体感ください。

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