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階段ひとつで暮らしは変わる

こんにちは。日興ホームの宮川隆です。

今日も住まいづくりのお手伝い情報、提供していきます。

 

突然ですが、皆さん2階建て住宅の「階段」と言われて、どんなイメージが湧きますでしょうか?

 

「ホール階段」と「リビング階段」

まずは、私の実家の話をいたします。

『いきなり何?』と思われるかもしれませんが、少々お付き合いください。

私は、2階建ての一軒家に住んでいたので、そこにはもちろん「階段」があります。

玄関を開けて廊下に上がると、すぐ左手に階段の入り口。

私の部屋は2階にあるので、帰宅して玄関入るとすぐに自分の部屋に行けていました。

 

このように、玄関から、リビングやダイニングなどの部屋に行く前、

つまり廊下の途中にある階段のことを「ホール階段」と言います。

 

また、階段にはさまざまな種類・名称がある中で、

「ホール階段」と対比して取り上げられるのが、「リビング階段」です。

「リビング階段」とは、リビングの中に設けられた階段のこと。

 

この2種類の階段、もちろんそれぞれに特徴、違いがあります。

いくつかの項目に分けながら、この2つを比べてみましょう。

 

ホール階段/リビング階段の違いって?

①生活の導線の違い

「ホール階段」「リビング階段」

まず両者の大きな違いとして、

「リビングを通るのか、通らないのか」ということがあります。

その違いがあること自体は明々白々なのですが、そのことによってこんな違いが生じます。

それが、同じ家で生活する人同士の顔を合わせる頻度

 

「玄関や廊下」と、「リビングやダイニング」を比べた時、

人が居る時間が長いのは、「リビングやダイニング」ではないかと思います。

1階と2階との移動の際にリビングを経由するか否かで、

ご家族同士が顔を見合わせる、様子を気にする頻度は大きく違ってきます。

 

リビングで必ず顔を見合わせ、それぞれの姿を見ることができる。

これがメリットなのかデメリットなのかは、人によっても、状況によっても違います。

初めに話しましたように、私の実家は「ホール階段」。

兄弟もいて、服や荷物が多いこともあり、

どうしても普段のリビングは散らかりっぱなしでした。

私も普段はあまり気にしませんが、問題は友人を招いて遊びたいとき。

 

自分の部屋と、玄関先しか見られないので、そこだけきれいにしていました。(笑)

もし「リビング階段」だったら、リビングを通らないといけないので

片づけるの大変だっただろうな…と思います。

 

これは個人的にメリットだなと感じるところですが、

逆にしっかりリビングを片づける習慣がつくのは「リビング階段」かもしれませんね。

 

②開放的か、そうでないかという違い

「ホール階段」と「リビング階段」のもう一つの違いは、1階と2階とのつながり方です。

「ホール階段」は、廊下から直接2階につながるので、

リビングに関しては特に何も影響はありません。

それに対して「リビング階段」は、階段部分の空間があることで、開放感を演出できます。

広々感じられるのは嬉しいですよね。

 

ただ、そこには注意点もあります。

それは、「冷暖房効率」「音やにおい」です。

空間が広くなれば、そのぶん冷暖房を使用した時に効率は下がります。

また、扉で隔てられていないと、音やにおいが広がりやすいです。

 

先ほど「ホール階段」は「リビングには特に何も影響はない」と言いましたが、

「冷暖房効率」「音やにおい」この2点に関しては、

リビング等の部屋が扉で隔てられていますので

ホール階段のメリットと言えるでしょう。

 

 

欲しい要素は人それぞれ

ここまで、「ホール階段」と「リビング階段」の違いをお話してきました。

いろいろな側面があって、『どっちが良いのかわからない!』と思われるかもしれませんが、

どっちが良いのか、そこに正解はありません。

 

その家に住まわれる方の生活スタイル、ご家族同士の関わり方、来客がよくあるのか否か、等々…

メリット・デメリットを吟味して、皆さん自身に合った条件を選び取ることが大切です。

 

様々な違いのひとつひとつの積み重ねが、 より良い住まいづくり につながります。

是非参考にしていただき、また、わからない点、気になる点などございましたら

是非私にご相談ください!

ではまた次回の投稿で😌

 

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