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簡単にごみの量を減らす方法
生ごみ処理機をご存じですか?
生ごみ処理機とは、微生物や熱風の力で生ごみを堆肥化・減量化する機器です。
家事の軽減や生ごみのにおい問題の解決だけでなく、
ごみの量を減らすので環境にも良い影響があります。
家庭から排出される可燃ごみの役4割が生ごみと言われているので、
生ごみを減らすことはごみの減量に大きな効果があります。
生ごみ処理機の種類
生ごみ処理機は5つの種類に分けられます。
1.乾燥式
電気の力で温風を当てて乾燥させたり熱を加えて炭にするタイプの生ごみ処理機です。
生ごみの水分を蒸発させることで減量し、においが気にならない状態にします。
メリット:価格が低め、場所をとらない、室内に設置できる
デメリット:ある程度においが出る、少し面倒(処理後の生ごみを取り出す作業有り)、
時間がかかる、音が出る、電気代がかかる
2.バイオ式
バイオ基材で生ごみを堆肥化させるタイプのものです。
バイオ基材には微生物が入っており、これが生ごみを水と炭酸ガスに分解してくれます。
メリット:肥料ができる、音がしない
デメリット:基本的にサイズが大きいものとなるため屋外に置かねばならず、
そこまでゴミを運ぶのが面倒
3.ハイブリッド式
乾燥式とバイオ式のハイブリッドのタイプです。
温風で生ごみを乾燥させて、バイオの力で生ごみを肥料に変えます。
メリット:消費電力が少なめ、肥料ができる
デメリット:サイズが大きい、本体価格が高い
4.コンポスト
有機物を微生物の働きで分解させて肥料にする処理方法です。
設置型コンポスト、段ボールコンポスト、ミミズコンポストなどの種類があります。
バイオ式と違うのは電気を使わないという点です。
メリット:電気を使わないのでお財布にも環境にもやさしい
デメリット:手間と時間がかかる、虫や臭いが発生する
5.ディスポーザー
シンクの下に設置できる生ごみ粉砕機です。
台所の排水口に排水栓と入れ替えるように設置し、生ごみを細かく砕いて水と一緒に流します。
砕いた生ごみを流すことになるので、もちろん排水処理装置と一緒に設置しなくてはなりません。
他にも入れてはいけないごみや入れてはいけない洗剤などがあり、
使用上注意しなくてはならない点があります。
メリット:楽、三角コーナーがいらなくなる、焼却するごみの量が減る
デメリット:コストがかかる、作動音が騒音になることがある
補助金について
面倒な生ごみの処理を楽にして、環境にも良い影響を与える生ごみ処理機、
良いところもたくさんありますが、コストがかかるので導入をためらう方も多いようです。
そこで注目したいのが自治体の補助金です。
多くの自治体では生ごみ処理機の導入のために補助金を出しています。
なぜ補助金が出されるのでしょうか?
ごみを処理するには多額の処理費用がかかります。
ですので、ごみの量を減らすことができるとそれだけ使う税金の額を減らすことができるのです。
また焼却処分するごみの量が減ると、
その分焼却に伴い発生する温室効果ガスや有害ガスの量を抑えることができます。
税金の使用を抑えることができ、環境を守ることにもつながる。
このような理由から自治体は生ごみ処理機の導入に補助金を出してくれているのです。
東広島市の補助金制度
東広島市にも特定の生ごみ処理機の購入に関して補助金を交付する制度があります。
対象となる機器
生ごみ処理容器(コンポスト)
電気を使用せず、生き物や微生物の活動を利用して生ごみをたい肥化、または消滅させる容器。
かばん型コンポスト容器
コンポストのうち、かばん型のもの。
生ごみ処理機
電力により生ごみを乾燥させて量を減らしたり、
微生物等と生ごみを攪拌して発酵・分解したりする機器。ディスポーザーは除く。
剪定枝粉砕機
庭木の剪定枝等を粉砕しチップ化する機器。
生ごみ処理機の種類によって補助金額や補助個数は異なります。
コンポストの補助限度額は1つにつき5,000円ですが、
電気式の生ごみ処理機と剪定枝粉砕機の補助限度額は30,000円です。
購入を考えている方は、ご利用を検討してみてはいかがでしょうか?
また、東広島市では電気式生ごみ処理機の効果を体験したい方のために、
電気式生ごみ処理機の貸し出しを無料で行っています。
貸出期間は最大2か月!(2023年5月26日現在)結構長いですよね。
「興味はあるけど本当に便利なの?」
「どんな感じなのか気になる!」
どのようなものなのか知ったうえで購入を考えたい方は、
ぜひご利用してみてください!
詳しくはこちら↓(東広島市ホームページ)
https://www.city.higashihiroshima.lg.jp/soshiki/seikatsukankyo/8/10/16868.html