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知っていて損しない人物1選。
こんにちは。
甘い物が食べられない溝口です。
甘い物が食べられないのは人生損してると最近いわれました。
今回は、私が愛してやまないフィン・ユールについて紹介しようと思います。
フィン・ユールを知らないことは人生損しているといっても過言ではあります。
意外と知られていないです。過言です。絶対チョコレート食べられないほうが損します。
ただ知っていて損はしません。
フィン・ユールです。
彼はデンマークの建築家でもあり、家具デザイナーでもあります。
あの有名な、アルネ・ヤコブセンやウェグナーと共にデンマークの家具を盛り上げた人物です。
彼の家具は、生き物の様に有機的で芸術性が高くとても魅力的な作品ばかりです。
それでいて、机の縁の使い方など細部にまでこだわりが詰まっています。
その為、「家具の彫刻家」と呼ばれていました。
デザインの特徴としては、個人的に「浮いている」様にみせる工夫にあるのかなと思います。
机でも天板が浮いている様に見せたり、椅子でも同じようなデザインが多く見受けられます。
余談ですが、私は一回だけ数百万円する復刻した椅子に座ったことがあります。お尻がフィットしました。感動しました。
彼の特徴としてはデザインの他に「色」も挙げられます。
とにかく色使いが上手!!最高!!
とてもとても奇抜です。でもそこが良い!!
色を語るには家具はもちろんですが、私は自邸に注目しています。
自邸はフィン・ユール自身で設計されたのですが、実験の場として様々な色味の工夫が施されています。
その工夫のひとつが天井の色です。
自邸のベースカラーはホワイトですが、各居室で天井の色を分けることで空間を区別しています。
天井の色を変えることは、光の反射についても考えられています。
光が、外部の芝生から天井、そして空間へ届く。
すごいです。空気にまでほんのりと色がついた様に感じます。
自邸は、黄色や緑など奇抜な色が使われていますが、一番多い色が青です。
たぶんフィン・ユールは青が好きでした。たぶん。
自邸は岐阜県の飛騨に復元されているので、コロナが収束したらぜひ足を運んで見てください。
https://finn-juhl-house-takayama.org/←キタニさんが再現しています!
自然と共存する家と呼ばれている理由が分かると思います!!
動線だったり、色味、外部との連続性、床の高さなど。。。
余談ですが、私はフィン・ユールの生まれ変わりではないかと密かに思っています。
そん(損)なことはないですよね。
…。
魅力のほんの一部ですが、以上です!
※写真はhttps://finn-juhl-house-takayama.org/より引用