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広島の注文住宅、価格相場は上がる一方?過去10年の建設費と面積の地域データを振り返る

注文住宅の価格が上がっているという話はよく聞くけど、広島県でも価格は上がっているのか解説するにゃ

 

 

目次

 

 

 

 

 

 

近年、住宅価格全体が上昇しているというニュースをよく耳にしますが、広島県においても同様の傾向が見られます。

特に注文住宅に関しては、価格が右肩上がりで上昇しており、同時に住宅の面積が小さくなっているというトレンドがデータによって裏付けられています。

今回は、住宅金融支援機構が実施している「フラット35利用者調査」のデータをもとに、広島県での注文住宅の価格・面積・坪単価の推移について詳しく見ていきましょう。

建設費 住宅面積 坪単価
2013年 2,949.6万円 40.62坪 72.60万円/坪
2014年 2,967.3万円 38.19坪 77.67万円/坪
2015年 3,128.5万円 38.56坪 81.12万円/坪
2016年 3,268.3万円 39.28坪 83.19万円/坪
2017年 3,250.5万円 38.12坪 85.26万円/坪
2018年 3,334.3万円 38.05坪 87.61万円/坪
2019年 3,405.5万円 38.14坪 89.26万円/坪
2020年 3,460.4万円 37.41坪 92.47万円/坪
2021年 3,652.8万円 37.60坪 97.14万円/坪
2022年 3,856.7万円 37.87坪 101.83万円/坪
2023年 3,959.1万円 36.69坪 107.89万円/坪

出典:住宅金融支援機構 フラット35利用者調査 →

 

広島県の注文住宅価格の10年推移

出典:住宅金融支援機構フラット35利用者調査をもとに弊社作成

 

注文住宅の価格は、ここ10年で全国平均・広島県ともに右肩上がりのトレンドを見せています。

特に近年は急激な上昇が目立ち、過去3年間で約500万円以上の価格上昇が確認されています。

具体的には、2020年には広島県の注文住宅の平均建設費は3,460.4万円でしたが、2023年には3,959.1万円と、わずか3年で約500万円の増加を見せています。

この価格上昇の背景には、建設資材の価格高騰や労働力不足、さらにはエネルギーコストの増加といった要因が関係していると考えられます。

さらに、2021年には広島県の注文住宅価格が全国平均を上回る現象も見られ、地域ごとの価格変動の大きさが浮き彫りになりました。

 

広島県の注文住宅の大きさはどう変化?

出典:住宅金融支援機構フラット35利用者調査をもとに弊社作成

 

価格が上昇する一方で注文住宅の平均面積は縮小傾向にあります。

全国平均では、毎年少しずつですが住宅の面積が縮小しており、これは住宅価格の上昇に伴って、広い土地を確保することが難しくなっている現状を反映しています。

広島県の場合、年によって面積に多少の変動はあるものの、全体的には面積縮小のトレンドが明らかです。

2023年には、ついに平均面積が37坪を下回り、住宅がよりコンパクトになっていることが確認されています。

この傾向は、特に都市部で顕著であり、限られた土地を有効に活用するための設計の工夫が求められる状況です。

 

広島県の注文住宅の坪単価の推移

出典:住宅金融支援機構フラット35利用者調査をもとに弊社作成

 

注文住宅の価格が上昇し、面積が縮小していることから、坪単価は年々上昇しています。

坪単価の上昇は、特に資材費の高騰や土地の制約が大きく影響していると考えられます。

広島県でも、これまで比較的広めの土地に住宅を建てる傾向がありましたが、ここ数年はコンパクトな住宅が増えているため、1坪あたりのコストが高くなっていることがデータから読み取れます。

具体的には、2020年から2023年の3年間で坪単価が着実に上昇しており、広島県においても坪単価の上昇スピードは他県と同様、もしくはそれ以上であることが確認されています。

今後もこの傾向は続くと予想され、家を建てる際にはコスト管理がますます重要になってくるでしょう。

 

広島県の注文住宅の価格の今後は?

注文住宅の価格はさまざまな要因で左右されるため、正確な予測は難しいのが現状です。

とはいえ、今のところ注文住宅の価格は今後もしばらく上昇するという見方が一般的です。

もちろん、将来的には価格が下がる可能性もないわけではありません。

しかし、その間に家賃を払い続けたり、今住んでいる家の気温や湿度・音問題を我慢することを考えると、結果的に損になることもあります。

仮に注文住宅の価格が下がっても、その時点で住宅ローンの金利が上がっていれば、結果的に支払う総額は今より高くなるかもしれません。

そのため、もし今の予算で理想の家が建てられるなら、価格が下がるのを待つより、家を建てたい今行動に移すことが大切かもしれません。

日興ホームでは、今住宅ローンを組む場合と、数年後に組む場合でどれくらい費用に差が出るかや、定年時にローンがどれだけ残るかをシミュレーションできます。

お客様のライフプランに合わせたアドバイスもいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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