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屋根の色、どう決める?

家づくりをしていくうえで🏠

 

新しく注文住宅を建てるときには、

『間取りはこんなのが良い!』『床や壁の色はこだわりたい』など、

皆さんそれぞれにこだわりが出てくるのではないかと思います。

 

私から、ひとつ質問をさせてください。

おうちの屋根、こだわりはありますか?

 

屋根は、日光や雨などを防いでくれるから、家にとって大事な要素だということは分かるけど…

実際住まいづくりをするとなると、どんな部分でこだわるべきなの?

なんていう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

屋根ひとつをとっても、形や素材など、知っていただきたいポイントはたくさんありますが、

今日はそのうちのひとつ、「屋根の色」に焦点を当ててお話しします。

 

屋根の色選び

自分の好きな色を選んだり、外壁との組み合わせを考えて選んだり。選び方は様々ですよね。

その中で、注意していただきたいことが3点あります。

それは、「面積効果」と「色褪せ」、そして「日射反射率」です。

 

面積効果

目の錯覚の一種で、同じ色でも面積が大きくなると違って見える現象です。

明るい色はより明るく、暗い色はより暗く感じられます。

小さい色見本で『これがいい!』と選んだけれども、

実際建ったら『思ったより明るかった…/暗かった…』という可能性が。

面積効果の参考画像です。ちなみに私は明るい色の方が変化を感じやすい気がしています。

 

そういう錯覚があるんだということを知って、一段階暗めにするなど、考慮ができれば、

色選びがより自分の理想に近づきます!

 

色褪せ

色には、色褪せが目立ちやすいものと、そうでないものがあります。

結論から言ってしまいますと、基本的に原色系は経年劣化による色褪せが目立ちやすいです。

黄色など、パッとイメージする色は原色なのではないかと思います。

そのような色は鮮やかなので、インパクトの強いお家や、かわいらしいお家になりそうですが、

経年劣化が目立ってしまうため、早いうちから古びた印象になってしまう可能性があります。

 

色褪せが目立たない色は、白や黒はもちろん、

グレーベージュブラウンなど、原色に白っぽさ、黒っぽさを加えたようなものが挙げられます。

 

日射反射率

最後に、「日射反射率」。

屋根の色には、機能的な要素も絡んでくるんです。

 

例えば、衣服を着るとき。

「黒い服と白い服とでは白い服の方が熱くなりにくい」なんて聞いたことがありませんか?

屋根に対しても、似たようなことが言えるんです。

暗い、濃い色であればあるほど、日射の反射率が低く、表面温度は高くなります。

屋根の表面温度。一見あまり生活に支障がないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

屋根表面が熱くなると、だんだん屋根全体に広がり、その熱が室内にも伝わることになります。

白っぽい色の屋根にすれば黒っぽい屋根よりも熱を反射してくれるので比較的涼しい!という話です。

色選びには、そんな要素も絡んでくるんですね。

 

満足の家づくりのために

今日は屋根に焦点を当てて、その中でも色に関することを取り上げました。

今日の内容でも深堀りすればまだまだ伝えたいことはありますし、

もちろん屋根以外にも大切なポイントはたくさん。

これからも家づくりのポイントなどをたくさん発信していくので、

住まいを検討される際には是非参考にしていただければと思います!

ではまた、次回をお楽しみに!

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