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家で本を読む ⑫

最近は夜窓を開けると気持ちの良い風が入ってきますね。

いつまでもこんな気候だと嬉しいのですが…。

今日紹介するのはこちらの本です。

 

タイトル:アルケミスト 夢を旅した少年

著者:パウロ・コエーリョ

 

私が高校生の頃、父からこれは読んでおいた方が良いよと渡された本です。

しかし当時はあまり興味がわかず…社会人になってからようやく読むこととなりました。

 

スペインに住む羊飼いの少年がエジプトのピラミッドに宝が隠されている夢を見、それを探しに旅にでるお話です。

少年は最初はただの夢だと気にしていなかったのですが、その後現れる人物に「確かにそこに宝はある」と教えられ、

長年一緒に過ごしてきた羊を売り、宝を求めてピラミッドを目指します。

この話の時代には飛行機などなく、ピラミッドまでは何日も治安の悪い砂漠を移動しなければならず、旅の様子は常に過酷なものです。

 

この小説では夢を追い求めて旅をする少年の姿が描かれているのですが、

小説自体も人の夢というものについて深く考えたものとなっております。

夢を叶えるためにはどのように行動すればいいのか、何をすべきなのか…

また、夢を諦めたときに自分はどうなってしまうのか。

少年は旅をする中で出会う人たちから、それらのことを学びます。

 

私も読んでいてハッとさせられることが多く

自己啓発本を読むよりも、ひとまずこれを読んでみた方が良いのでは…?と感じました。

学生の時に読んでいたら、自分の夢についてもっと真剣に考えることが出来たかもと悔しい気持ちです。

 

この小説は1988年に発売されてから爆発的なヒットをしており、

現在でも名作と言われ世界中で読まれています。

少年は過酷な旅の中、夢を諦めてしまうのか…はたまた宝物を見つけることが出来るのか。

結末は読んでからのお楽しみです。

 

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