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インスピレーション
たまに訪れる広島大学の図書館で、
ふと普段は立ち寄らない展示コーナーが目に留まりました。
気になって見てみると、頭の中で「Appleペンシルのデザインに影響を与えたかも?」と
勝手に想像が膨らんでしまい、いろいろ考えてしまいました。
考えるキッカケになったのが↓
角筆というそうです。
Appleペンシルのデザインが、実は日本の伝統的な筆記具「角筆」に
インスピレーションを受けているかもしれない?と思うと勝手に想像が膨らんでしまいました。
まず、角筆について少しご紹介します。
角筆は、日本で古くから使われていた筆記具で、木や竹を削って作られた、四角形の軸が特徴的な筆です。
主に文字を書く際に使用され、特に公文書や書簡の作成に使われてきました。
その形状から手にフィットしやすく、長時間の使用にも疲れにくいという利点がありました。
Appleペンシルと角筆を比べると、いくつかの共通点が浮かび上がります。
まずはその形状です。
Appleペンシルのシンプルな円柱形状は、角筆の直線的で無駄のないデザインと通じるものがあります。
特に第二世代のAppleペンシルは、側面が平らになっており、これが持ちやすさを増している点は、角筆の四角い形状と共通しています。
さらに、Appleペンシルの持ちやすさと操作性に重点を置いた設計は、
昔からの日本の筆記具が持つ「道具としての完成度」に通じる哲学があるようにも感じられます。
角筆の形状が手に馴染み、自然に文字を書くことができる点は、Appleペンシルの使用感とも非常に似ています。
Appleは、新しいテクノロジーを取り入れながらも、そのデザインには常にシンプルさと機能美を追求しています。
この点で、日本の伝統的な道具からインスピレーションを受けた可能性は十分に考えられます。
角筆のように、見た目にはシンプルでも、使用感や機能性にこだわる姿勢は、現代のApple製品にも通じる精神です。
もちろん、Appleが公式に角筆を参考にしたとは言われていません!
しかし、世界中のデザイナーが日本の伝統文化や工芸品からアイデアを得ていることを考えると、
こうした可能性を想像するのも楽しいですね。